彩色工程紹介

【天井画の制作・修復】

歴史ある寺院や仏閣には、多くの天井画が安置されています。しかし、時を経るにつれて、塗装の剥がれや板の損傷により、傷んだ状態になっているものも少なくありません。
全国の歴史ある寺院や仏閣には数々の天井画があり、長い間たくさんの人々から親しまれていました。
当然、塗装がはがれてしまったり板が割れていたり、なにが描かれていたのかわからない天井画もございます。

まずは、修復が可能かどうかを鑑定させていただきます。
お写真と寸法を添えてメールにてお送りいただければ、お見積もりいたします。
 
新しい天井画の制作も承っております。イメージがまとまっていない場合でも、画像合成や設計図を作成させていただきますので、お気軽にご相談ください。

お見積り・お預かり・写真撮影の現状記録

お客様からご提供いただいた写真数点と寸法をもとに、概算のお見積もりを作成いたします。
修復が必要な場合は、修復方法をご相談させていただきます。
新調をご希望の場合は、参考資料などをご提示いただき打ち合わせを行います。
お預かりしたお品物や現場の様子を写真で記録し、最終的なお見積もり書を作成いたします。

修復

必要に応じて煤汚れなどは洗浄水や溶剤で洗い落とし、欠損部分を補修して木地を締め直します。
この工程では、隠れていた文字があれば書き留めたり写真を撮ったりします。
虫食いが広範囲に及んでいることが新たに分かった場合は、その旨をお客様にご相談させていただきます。

補彩・塗り直し・金箔を押し直し

修復前の記録を参考に、新しく塗料で彩色し直し、または洗浄や欠損部分の補修によって落ちた彩色を補彩して丁寧に修復いたします。
新しく新調する際も、記録を参考にして当時の彩色の復元に尽力いたします。

完成前と完成後の予想図

お客様にとって、新品に買い替えたり歴史あるものを修復するというのは大きな決断です。
場合によっては御親族様や檀家様などにも説明が必要なときもあるでしょう。
まずはお客様のビジョンを図案化してご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

 

 

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